2014年10月07日

【コラム】ボードゲームのコラボ先について考えてみる

約1カ月ぶりの投稿となります。今回から普通の文体で書いてみようかと……。

正式にボードゲーム制作プロジェクトもスタートし、こちらのブログの更新が遅くなってきました。隔週〜月1で更新できたらと思いますが、自分の中での課題や書きたいことがあれば書く、という方針で参ります。

さて、前回の記事はtwitterでは100RT以上の反響があり、まずはお読みいただいた皆様に感謝です。またコメントも多数お寄せいただきありがとうございました。
twitter上などでのコメントも一通り読ませていただき、やはり「コラボしかない!」と断定した部分に関しては、否定的な意見が多かったですね。

今回のエントリーでは、「ボードゲームのコラボ」について、私なりの考え方をご紹介できればと思います。私の定義している「コラボ」と、ブログを読んでいただいた方の「コラボ」の受け取り方には若干の乖離があるかもしれません。それはもはや「コラボ」じゃねぇよ、と言われるやも(笑)

さてさて、そもそもこのブログのテーマは日本のボードゲーム市場規模を、5年以内に現状の約10〜15倍(と予測される)の100億円に持っていくためにはどうすればいいか?ということがテーマです。
そのためには、そもそも我々の定義するところの「ボードゲーム」という存在を認知していない方が非常に多いのが問題であると提起してきました。

※いきなり余談ですが、先日、Facebookで「最近ボドゲにハマってる」というポストをしたところ、旧友や会社の同僚などから「ボードゲームって人生ゲーム、モノポリーのこと?」みたいな反応を多数いただきました…。

つまり、「知って」、「試す」というフェイズにまで持っていければ、市場の広がりが期待できるだろうという仮説に基づいているわけですね。そして当然その先には「どう日常の中で使ってもらえる存在になるか」ということを提案していく必要もあるでしょう。

現状のボードゲーム業界を客観的に見てみると、多くのゲームのターゲットは当然現在のプレイヤーです(そもそも大半が輸入ゲームの日本語版)。つまり、すでにボードゲームを知ってプレイする楽しさを知っている人たち、私やこのブログを呼んでいるようなマニア(?)な方々ですよね。もしくは、同人業界でいえば、海外市場に目が向いているサークルさんもいらっしゃいますね。

つまり、目線は「内向き」+「超外向き」になっていて、国内でのちょうどいい「外向き」の活動が非常に少ないと感じます。だから「知られる」という部分が弱いのではないでしょうか。
今は、既存のボードゲームプレイヤー周辺の人たちを巻き込んでいくことで少しずつ増える、という構造になっています。
「別にそれでいいじゃん!」「そんなに人増えても困るわ」って意見もあると思いますし、私は全くそれらの意見に反対しません。ただ、あくまでこのブログの趣旨は「5年以内に100億円」ですから、今のままでは物足りないのですね。

では、まずどう知ってもらおうかということになるわけですが、現在の日本で最も影響力があるのはマスメディア、特にテレビを使うことです(影響力は落ちてきていると言われていますが、依然やはり強いなと感じます)。もしくは有名人を使ったPRを起こすこと。このあたりの影響力は図り知れません。

しかし、これには当然カネと人脈、そして話題性が必要です。

例えば、日本におけるボードゲーム市場の成長性と経営者としての能力を買われて、ベンチャーキャピタルから出資を受けて、全面攻勢に出るというやり方はあると思います。ただ、非常にリスクが高く、やる人がいません。資本力のある大手おもちゃメーカーすらそれに着手しないのは、リスクが高すぎるからです(つまり、結果が読めない、ギャンブルに近いと思われている)。

なら、どうするか?
実現可能性ということを考慮して評価すると、外向きに対してできることは「コラボ」だと思うのです。

「コラボ? それこそ莫大なお金がかかるだろ」という尤もな意見が飛んできそうですが、私の考えるコラボは「アニメなどのコンテンツと組む」ことではなく、「ボードゲームと全く関係のないあらゆるものと協力する」ということです。

つまり、ボードゲームというジャンルが外の世界とつながることが重要と考えます。例えばそうですね…。

2014年GM春の「理想の納豆」はまさにそれですね。

http://matome.naver.jp/odai/2140166963502558501

ポイントは「全国納豆協同組合連合会公認」ということです。
単に納豆をモチーフにしたゲームでは、外部に知られる機会が薄いですが、外部組織の権威づけを得ることで、「話題性」「その団体の周辺へ飛び火」できます。
これが外へ認知を広げる手段として、「Win-Winを維持しながら」できる良い手法だと考えています。

例えばこの話題性がメディアに取り上げられるきっかけになるかもしれません。
例えばこの団体の誰かが良い人脈を持っていて、新たな展開につながるかもしれません。

全ては可能性の話ですが、こういった方向性にも種をまくことが、現在制作サイドとしてできる範囲の中で、とても重要かと思います。

コラボを考える際に気をつけたいのは、Win-Winを意識することですね。
例えば、「ようかいウォッチ」とコラボしたいと思っても、パワーバランスが全く釣り合わない。ボードゲーム制作側から与えられるものは「お金」になってしまい、当然支払えないでしょう。

団体は小さい、あるいはそこまで世間の認知がされていなくてもいいと思います。
ボードゲームが与えられることとして、「ゲームを通して何かを理解してもらう、問題を認知してもらう」は重要な要素だと思います。例えばその団体はNPOでもいいし、市町村でもいいし、零細企業や業界団体でもいいでしょう。

これは私が就職活動をしていたときの話です。
ある商社の説明会に行った際、「商社の仕事とはなんぞや?」を理解してもらうために、商社ゲームなるものが行われました。これがなかなか本格的で、どことパートナーを組んで、どこに投資するか。また途中でランダムイベントが起き、それに対してどのように対応するか。適度なジレンマもあり、相手チームとのかかわりもあったので、かなり白熱しました。
また、それだけではなく、きちんと「商社の仕事とはなんぞや?」が分かったんですよね、終わったあとに。少なくとも流れや雰囲気や、その仕事において何が重要なのか、ということが。
その時はゲームを作るなんてことを思いつきもしませんでしたが、何かをPRしたり、何かを理解してほしいという時の導入方法として、ゲームほどしっくりくるものはないなと今になって思います。

例えば「理想の納豆」はゲームとしても面白いのはさることながら、実は「納豆は混ぜれば混ぜるほどおいしい!」わけではなく、「ちょうどいい混ぜ具合がある」ということを体験できる良い題材です。終わったあとに、確かに納豆を食べたくなるというのも、PRの役割を全うしてくれています。

何かを伝えるとか、良さを分かってほしい。企業や団体のメッセージは今どんどん伝わりにくくなっています(お客さんが聞く耳を持たなくなっていたり、似たようなものが多すぎる)。そんなとき、伝えたいことをゲームとして理解してもらうということに、私はとても可能性を感じています。
まぁ、この話をすると教育、広告がメインになってしまって、ゲームとしての本来の面白さが!っていう話も出てくるわけですが、そこは工夫で両立にトライするというものでしょう!(投げやり

あらゆる外部との「コラボ」に勝機(商機)があるのではないか、という仮説は、こういうことを意味していました(ちなみに、カフェとかバーでボドゲを遊んでもらうというのも立派なコラボですよね)。

この話は制作サイドとして、「私が今できることは何か?」という目線で書いています。パワーを持てば持つほど、「コラボ」の選択肢は広がります。相手に与えられるWinを大きくしていくことはとても重要ですね。

ところで、私は現在ゲームマーケット春2015に向けて、ボードゲーム制作プロジェクトを進行しております。このたび、名称やWeb siteが立ち上がりましたので紹介させてください。

【ボードゲーム制作プロジェクト情報】
名前:こたつパーティー(略して「こたパ」で覚えてください!)

WEB:http://www.kotatsu-party.com/ 
(現在は暫定版。デザインなど随時ブラッシュアップされます!)

ブログ:http://kotatsu-party.sblo.jp/ 
(とりあえずここをチェック!)

Twitter: @kotatsu_pa
(お気軽にフォローください、基本フォローバックさせていただきます)

こたつパーティーは私含めて現在3人のチームです。私がリーダーとなっていますが、基本的には3人全員の同意の下で活動しておりますので、このブログで私が語ったことが全てなされているわけではありません(苦笑)
ただ、大きな方向性はブレていないかなとも思います。
現在アートワーク担当者は絶賛募集中で、ボードゲーム作りをしてみたいという方はぜひお声掛けください。その際は下記の記事もご参照ください。(ただゲームのコンセプトによって必要なアートワークも変わってきますので、そこはご容赦ください)
http://begin-boardgames.seesaa.net/article/403411740.html

2015春のゲームマーケットでは、まずは自分たちのパワーを上げたいなと思います(実績を作りたい!)。パワーゼロの状態だと、なかなかコラボというのも難しいですからね…。
また、制作P側のブログにもあげますが、やはりサークル同士の横のつながりと、市場の外とのつながりを意識した活動を重点にします。

しばらくはブログの更新がメインの情報発信になりますが、ニコニコ動画でのゲームプレイ投稿、Podcast、他サークルさんとの懇親会、テストプレイなど積極的に行っていく予定です。
ぜひ、Twitterのフォローをよろしくお願いいたします。一緒に盛り上がっていきましょう!

当ブログに関しては、相変わらず私個人の考えやジャストアイデアを垂れ流していきますので、そちらも随時読んでいただけると嬉しいです!
posted by らりお at 16:09| Comment(0) | ボードゲームコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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