2014年08月08日

【メンバー募集一時停止】ボードゲーム制作プロジェクト

【実践してみるということ】
これまでいくつかボードゲームに関する、素人なりの見解を書いてみた。
そしてやはり感じたのは、結局ある程度目星をつけたらやってみるしかないよね、ということ。
昨日読んだ東洋経済のイノベーションに関する記事にも面白いことが書いてある。

http://toyokeizai.net/articles/-/44589

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異議を唱えているだけではなく、ある程度考えたらリスクをとって実験する必要がある。
私はやり始めると勝手に転がっていくタイプなので、今回プロジェクトと言う形でボードゲーム制作にとりかかることにした。

【プロジェクトの概要、のその前に】
そもそも、制作するなら私一人で勝手にやればいい話。
では、今回のプロジェクトとはなんだろうか。

私は元々ボードゲーム制作に興味があったが、「ボードゲーム制作 サークル」などで検索するといくつか団体が見られるものの、完全にクローズドだった。
ボードゲームの同人市場は正直かなり利益が取りづらい。制作協力者が多ければ多いほどそれが顕著になる。

これはあくまで概算だが、「トランプの大きさのカードを52枚作って、化粧箱に入れたもの」を印刷所にアウトソーシングすれば、固定費30,000円+750円/個くらいかかる。つまり100個作れば原価1,050円。ゲームマーケットで販売するなら、送料、ブース代など…1,500円で販売して残る利益はかなり厳しい。
一方で投資コストは上記の場合、100個制作して10万円強。ボードゲームなら30〜40万はいくかもしれない。
つまり、コミケの同人誌と違ってとにかく初期投資が大きい、割にリターンが少ない、愛と勇気が求められる領域である。これが現在の国内同人ボードゲーム市場だ。

しかし、そもそもこの段階で利益を求めるのは私にとってナンセンスだ。私の目的は、「5年後にこの市場を100億円にする!」こと。そのために「キラータイトルになりえるゲームを世に送り出す!」である。
この段階で考えるべきは、「いかにリスクを減らして、より良いボードゲームを作るか」ということだ。
そこで、「ネットを通じて」「何人かで協力して」「期限」と「目標」を決めてボードゲーム制作に取り組んでみたらどうなるだろう、というプロジェクトを考えてみた。
3人よれば文殊の知恵。しかし、船頭多くして船山に登るとも言う。ファシリテーションさえ上手く機能すれば、相乗効果できっといいものができると信じて、まずはやってみよう!

※他の開発手法として、Campfireでのクラウドファンディングを利用されている方がいるので、紹介。
これもリスク低減の方法としてとても有用。先行予約制度ですから。

http://camp-fire.jp/projects/view/1126

【結局新しいボードゲーム制作サークルを作るということ?】
(ここから少しカジュアルに口調を変えます!)

答えは「いいえ」です。あくまで現段階では期間限定のプロジェクトです。
期限が来たら解散が基本と捉えて頂いて構いません。その後の身の振り方は、終わってみなければ分からないところです。
なぜなら、当プロジェクトは全員ネットを介して集った仲間で構成されます。サークルというと長いスパンの集団で拘束力が強く「身内」という感じですが、プロジェクトは「仕事」をベースにした期間限定のチームという感じです。
その結果次第で、「良い仕事したな、また一緒にやりましょう」となるか「この人とは合わなかったな、抜けます」をとてもカジュアルに選択可能です。企業内で言えば「タスクチーム」とも言えますね。

ゲームデザインが完成すれば、そのゲームの製造コスト(初期投資)を分担して持ちます。当然、自分の資金ですから、回収できないと思えば、ここで降りるのもありです。利益は基本的に出資率に応じて分配するというオーソドックスな株式会社スタイルになります。

【プロジェクトの目標】
2015年春のゲームマーケットに出展し、100個以上販売する
※その後の展開も含めて議論しましょう。

【プロジェクトのメンバー募集要項】
募集人数:2〜3人
年齢:20代、30代
性別:問わず
募集期限:2014年8月31日
プロジェクト期間:
2015年ゲームマーケット春(6月上旬?)の出展後の打ち上げまで
要件:
1. 私の目指している方向性にご賛同いただける方
2. 東京23区内でお会い出来る方(神奈川も場所により可)
※ただし、デザイン担当の方を除く
3. ボードゲーム玄人ではない方(最近始めてハマったetc)
4. 少なくとも1作品制作するまで、やり切る自信のある方
5. より良いものに向かって議論のできる方
6. 私にないスキルをお持ちの方(絵心にあふれた方、ゲーム理論に詳しいetc)
7. 普段はボードゲームに全く関係ないお仕事をされている方
8. 基本的なファシリテーション(進行)を私に任せていただける方
9. とにかく楽しんでやれる方(話すのが好き、人が好き)

【応募方法】
twitter: @rario_in_wonderまでメッセージ
基本的には実際に立ちあげ前に、一度お会いしてお話できれば良いと思っています。
そこで、一緒にやりたいかをお互いに判断できると思います。

【注意事項】
・フリーク向けの重いゲームは作りません。ファミリー向けゲームを目指します。
・事前のマーケティングを重視します。完全自由に作りたいものを作るわけではありません。
・精一杯良い物を作りたいですが、持続性のための投資回収も当然重視します。そこで当然制約も出てきます。
・ゲームは1作品ではなく、複数制作する可能性もあります。
・目標含め、あらゆることが議論で決まっていきます。現段階は、あくまで企画者の構想です。
・おそらく困難がたくさんあります。結果的に途中で抜けるのは仕方なしですが、目標は絶えず意識してやりましょう。

【最後に】
自分一人で作るボードゲームには自由がありますが、金銭的なリスクは大きいです。
複数で作るボードゲームは、色々と煩わしいと感じる部分もあるでしょうが、リスクヘッジが可能です。そしてなにより一人でやる以上の大きな達成感があるはずです。

ゲーム制作に興味があるけれど、足踏みしているなら…とりあえず、転がってみませんか?


posted by らりお at 22:47| Comment(1) | ボードゲーム制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゲームメーカー「あんちっく」の山口陽です♪(^^)
(前回別の記事にコメントしてしまいましたが、
こちらにコメントすべきでした。ごめんなさい!)

>これはあくまで概算だが、
>「トランプの大きさのカードを52枚作って、化粧箱に入れたもの」を
>印刷所にアウトソーシングすれば、固定費30,000円+750円/個くらいかかる。
>つまり100個作れば原価1,050円。ゲームマーケットで販売するなら、
>送料、ブース代など…1,500円で販売して残る利益はかなり厳しい。
ですが、
ゲームメーカー「あんちっく」
http://antic-main.com/
(「カードゲーム募集」をご確認くださいませ)
なら、カード52枚ならば、
固定費0円+300円/個が可能です♪d(^^)
(大量購入なら、さらに安く出来るかもです。)
ただし、カードは少し安っぽいですが…\(^^;)
でもゲームの価値って、カードの材質じゃなくて、
ゲーム内容だと思います!d(^^)
 ↓
そもそも、1個300円かかるというよりも、
カードゲームアイデア募集では、
面白いゲームならば商品化されて、
「あんちっく」が勝手に売り続けます。
そしてアイデア提供者には、
販売数X5円(or10円)のロイヤルティーも支払われます。
もし、自分のカードゲーム(ボードゲーム)を
商品化したいという夢をお持ちの方がいれば、
一番手っとり早い方法と考えていますので、
是非ともチェックしてみてくださいませ!(^^)
(なお、専売とかも要求しないので、とっても安心♪)
(だけど、宣伝&販売がド下手かもです。(^^;)>)
Posted by 山口陽 at 2016年04月14日 17:21
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