2014年12月22日

あの人をボドゲに引き込むための3つの誘い文句

年の瀬も近づいております今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そういえば、クリスマスという行事は、今年から廃止になったようですよ。カップルになったからといって町に出てきてイチャイチャせず、大人しく家でフタリコラしていましょう。

さて、先日の話です。
ボドゲを少しだけかじった友人から、こんな質問を受けました。
「らりおは将棋とかしないの?」
「将棋は基本ルールが分かるレベル、超弱い。スーファミの将棋ソフトの一番弱いレベルに負ける感じ」
「お、おう……。囲碁は?」
「囲碁はヒカルの碁読んで感化されて、俺もsaiって名前にしてオンラインでブイブイ言わせたる!って思ってやってみたけど、9路盤で挫折したレベル」
「(゜Д ゜)」

大きな分類でいえば、囲碁将棋とボドゲは同じジャンルにあるはずです。
ゲーム⇒アナログゲーム⇒ボードゲーム、少なくともここまでは同じはず。
何が違うのかといえば、大きく2つの点でしょう。

1. 普及度
知名度といってもいいかもしれませんが、囲碁や将棋はプロとして食べていけるゲームであるということ。これにより競技人口が非常に多く、対戦相手が見つかりやすい世界であるのは、我々の遊んでいるボドゲというジャンルとは大きく違う点でしょう(今後ボドゲも普及していくけどねっ!)。

2. 情報開示度
囲碁将棋は完全情報ゲームと呼ばれている、いわゆる運の要素ゼロなゲームです。ボドゲにも同様のゲームはありますが、全体数で言えば少ないことと、また普及度が異なるため、「知らないルールにいかに早く対応できるか」というまた違った要素で楽しめるということがあります。

……はてさて、そういえばなぜ私は囲碁や将棋ではなく、ボドゲをしているのでしょうか。
将棋や囲碁は早々に挫折したのに、なぜボドゲは楽しめて、しかも自分で作ろう、という段階まで行っているのでしょうか。
そこにはボドゲを知らない人をこっちの世界に引き込む際に、とても刺さる何か重要な要素が隠れているのでは!?

……というわけで、囲碁将棋とボドゲの違いについてもう少し深堀りし、そこから色んな人をボドゲに引き込むための具体的な誘い文句について考えてみることにします。

【ボドゲはワガママを叶えてくれる】

のっけから、批判を食らいそうな小題を付けてみましたが、あくまで私のケースですし、ワガママ=悪いこと、というニュアンスでもありません。

では、何がワガママなのでしょうか?
簡単にいえば、「楽してダイエットしたい!」というやつです。
ダイエットしたいならそれなりに努力しろ、と体育会系な人に怒られそうですが、私は運動なんてしたくないです。だって辛いじゃないですか、冬は寒いし、夏は暑い!ついでに好きなもの食べたいんです、カキフライ好きだし、ハンバーグも好きだ!でも……痩せたいんです!(割と切実

ボドゲはそんなワガママなあなたの夢をかなえてくれる魔法の道具、かもしれません。
ボードゲーマーがダイエットしたいかどうかは知りません!
しかし、多くの人は結構「勝利」には貪欲です。勝ちたい、だってゲームだし勝負だから。でも、勝つためにそんな努力はしたくない、だってゲームだから。……どっちだよ!!

しかも、一応「自分だから勝てた感」もほしいんですよね。これ、俺がプレイしてなくてもあいつに勝ったよね、ってのは嫌なんです。「いやーあの一手は最高だったでしょ」ってドヤ顔して言いたいんです!まぁまぁ、なんてワガママなやつだ。
私の場合、ボドゲのこの独特のポジションがとっても好きなんですよね。だって、ボドゲなら羽生四冠に勝てる可能性あるんですよ!(将棋なら歩3枚で負け続ける自信あるけど)

つまり、ボドゲは努力したくないけど勝ちたいというワガママなニーズを満たしてくれる魔法の遊びなのです。
勝ったら「自分の実力」と感じられるし、負けたら「運が悪かったな!」と思えちゃう。実際には言わないんだけど、心の中で思えばいいから、Win-Win、全員ハッピー。もちろん、完全に運じゃなくて実力で負けてることもあるのですけど……(最近の重ゲーは結構そういうゲームが多い気がしますね)。

一方、将棋や囲碁は負けたら、常に自分が悪い。相手は自分より上だと証明されてしまう!それは嫌だ、だって負けず嫌いだから!! だけど、その分成長を実感しやすいゲームでもあります。囲碁サロンとかで比較的高齢者の方が多いのは、やはり年をとっても成長している自分を感じられるのはうれしいのでしょうし、それが快感なのだと思います。
まぁ私は真正面から負けるの嫌だけど、努力もしたくないから、まだまだボドゲがいいです!(弱腰

ですので、めんどくさがりな人やワガママな人はボドゲ潜在プレイヤーです。
そんな人には、「努力しなくても勝てて、しかも気持ちよくなれるゲームやらない? 負けたら運が悪かったって言えばいいからさ!」と誘うと効果覿面かもしれません!?

【ボドゲは人生の縮図である】

by らりお。

「囲碁や将棋とボドゲ、どちらが現実的ですか?」 と質問してみたところ、囲碁や将棋のほうが現実的、役に立ちそう!という回答をいただきました。
そもそも質問をあえて抽象的にしているのですが、多くの人が囲碁や将棋のほうが頭の回転に寄与するのではないか、と考えたようです。
でも、本当にそうでしょうか。少なくとも「現実的か?」という問いに関して言えば、ボドゲのほうが現実的です。

ん、現実的って何かって? 私が声を大にして言いたいのは、この科学が発展した現在においてもなお、全ての情報が見えているなんてありえないということです!
例えば将棋は合戦モチーフなゲームですが、戦国時代の合戦において、あいつは今ここにいるから、っていうのは絶対分からないはずなんですよ。もちろん偵察部隊はいたでしょうけど、そこから逃れて茂みに隠れている別動隊もいたはずです。超精密なGoogle Street Viewがあれば話は別ですが!

もっと現在に話を戻すと、誰がうちの会社の商品を買ってくれているのか、ライバルは今どんな製品を開発しているのか、なんで今日は上司の機嫌が悪いのか……世の中分からないことばかりです。
ビジネスや現実は不確実性の連続です
あらゆるリスクを勘案しておき、ワーストシナリオとベストシナリオを策定した上で目標を設定し、その上で様々な不測のトラブルを実際のオペレーションで乗り越え、時に大きな判断をして、目標を達成し収益を上げて、持続的成長を描く。

……あれ、まさにこれ、ボドゲじゃないですか!?

ボドゲは、そのモチーフこそ歴史だったり動物だったりいろいろですが、基本的にはこの不確実性への対処、つまり「運に対するマネジメントができるシミュレーター」であると思います。実際のビジネスにおいて、私たちはそう簡単にリスクを負えません。しかし、ボドゲはゲーム、負けてもお金を失うわけでもないですし、人事評価が下がるわけでもありません。
ボドゲを通して、運をマネジメントする術を学び、それをビジネスで活かす!
ね、すごく現実的で役に立つでしょ!

ですので、将来起業を考えているとか、仕事バリバリな人は、ボドゲの潜在プレイヤーです、間違いありません。そんな人たちには「仕事で結果を出すには、やっぱ不測の事態への対応力が重要ですよ。それを疑似体験できるゲームがあるんだけど、やってみない?」、これで決まりです。

なんか悪徳商法みたいになってきました。

【ボドゲであの頃を思い出す】

私はドラクエが結構好きです。なんで好きなんでしょうね、ボドゲじゃないけど。
うーん、やっぱり広いフィールドを冒険して、新しい町とかダンジョンとかモンスターとかボスとか、そういうのに出会って乗り越えていく感じ、あれがワクワクするんだなぁ。

未知との遭遇はきっと快感につながるのですね。そして、それを求めてボドゲをしている面も非常に大きいです。

以前私は記事で、ボドゲプレイヤーの3つの属性について書いたことがあります。

【コラム】初心者の私はこんなインストをされたい
http://begin-boardgames.seesaa.net/article/403951355.html

詳細は省きますが、その3つの属性の中でもっとも多かったのは、やはり「探究者」な人々なのです。つまり、ボードゲームに求めているのはルールとしての面白さ、新規性。彼らは味わったことのないワクワクを求めてボドゲをしているのです。

将棋や囲碁は研究に研究を重ねて、新手を発見し、またそれに対する研究がなされます。これはこれで新規性が次々と生まれてくるわけですが、ボドゲの新規性はより手軽で身近なものでしょう。

さて、そんな特性を持ったボドゲ、いったい誰に刺さるのか。
言わずもがな……「団地妻」でしょう!
団地妻といえば、私の勝手なイメージでは生活にマンネリを感じています。あまり日常に刺激がないから、ちょっと浮気してみたり、万引きしてみたり。ついついスリルを追求しすぎてしまうわけです(実態は知りませんが!)。
そんな彼女たちを健全なボードゲームへの世界へと誘いましょう。
「今の旦那さんに初めて出会った時のようなドキドキワクワクを、もう一度味わってみませんか?」
この口説き文句で、団地一帯でボドゲが流行りますね!

【まとめ】

●将棋囲碁とボドゲの違いは、普及度と情報開示度

●ボドゲは努力したくないけど勝ちたいというワガママなニーズを満たしてくれる魔法の遊び

●ボドゲはあらゆる不測の事態に対応する能力を養うシミュレーター

●ボドゲはあなたに未知の体験を与えてくれる、ドキドキワクワクの宝庫

●ワガママな子供も、エリートなお兄さんも、団地妻も。ボドゲでハッピー。

2014年最後の記事、こんなふざけた内容でごめんなさい。
「運をマネジメントするということの有用性」について書こうと思っていたら、いつの間にか団地妻をいかに口説き落とすか、という記事になっていました。

それでは、みなさまメリークリスマス & よいお年を!
来年も「こたつパーティー」とこのブログともども、よろしくお願いいたします。

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posted by らりお at 17:52| Comment(0) | 市場分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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